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先月、福島県・茨城県で産業技術総合研究所が開催した地質調査研修に参加しました。

今回の研修テーマは、地質図を作成するために必要な、露頭での調査技術や、岩石識別方法の習得で、直接目で見ることが出来ない地面奥深くの構造を、地表面に現れた「僅かな一部分」から「推定」していくという手法を学びました。

普段、我々は極々表層の「土」を対象とした調査・試験を行っており、その下部にある「岩石」について学ぶ今回の研修内容が、直ちに我々の業務で活かせるわけではありません。

しかし、体系的な知識習得もさることながら、直接見ることが出来ない地面の中の構造や性質を、限られた証拠から「推定」していくという考え方は、我々の普段の業務と全く同じであり、今回の研修で「推定方法」の引き出しが増えたと感じております。

今後の調査解析業務に活かしていきたいと思います。

↑写真は砂岩の破片にたくさん入っている貝の化石です。化石も、その地層が堆積した当時の環境を

「推定」するための手がかりのひとつ。

 

↑ 指先程の大きさの貝の化石の跡

 

↑ 砂岩中に形成されたノジュール

 

文責:株式会社ブラウンワーク 大泉研

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新築工事を計画されている建築業者様から、

「地盤改良工事の有無や、工事が必要な場合の概算金額を早く知りたい」

との理由で、盛土施工前や、既存建物の解体前に地盤調査のご相談を頂くケースがございます。

そうした際に、私どもが説明させて頂くのは

「 表層部の地盤状況は、建物の安定性を検討する上で大変重要 」ということです。

盛土前の場合、当然の事ではありますが、盛土した部分のデータ自体が存在しません。

また、解体作業では、基礎や浄化槽などを撤去する際に、どうしても表層付近の地盤に乱れが生じてしまいます。

もし、解体前に地盤調査を行った場合、その調査データからは新規建物の地盤性状を正確に判断することは難しくなります。

さらに、一般住宅では、地盤保証をご利用になる場合が多いと思いますが、

事前に調査した測定位置が、最終的な建物配置の四隅から外れ、保証審査の規定外であったりする場合は、

解体後、再び地盤調査を行う必要が生じる可能性があり、経済的な面で無駄が出てしまいます。

 

建築予定地にて、以下の作業を予定されている場合、地盤調査前に、一度ご相談下さい。

■ 建築予定地内で盛土など、造成を行う場合
■ 既存建物の解体が伴う場合
■ 地中内障害物( 杭・コンクリートガラなど )を取り除く場合

予定地周辺の既存地盤データなどを参考にしながら、
改良工事が必要となる可能性の大小や、経済的にムダのない調査のタイミングを提案させて頂きます。

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